ここでは、堺市内で社会人が一人暮らしする場合のおすすめエリアをご紹介します。
一人暮らしだと、忙しくなると食事や家事に手が回らなくなる、なんてことはよくあります。手助けしてくれる人がいないので、外食したりクリーニング屋さんを利用したり、ということも起きがちです。
体調を崩したときを考えると、クリニック関係がそばにあることも重要です。
おすすめするエリアは、買い物やサービスが便利なところ、クリニックが揃っているところは大前提として、社会人の一人暮らしに向いているところ(=賃貸物件があるところ、外部からの堺に入ってきた人が多いところ)を選びました。
治安も気になるところと思いますが、これは書くと長いので、詳しくは、「治安マップ」や、「駅ごとの治安、住みやすさ・住み心地」をご参考になさってください。
また、堺市内のおすすめのところについて、いくつかの記事を書いていますので、よろしければこちらもご覧ください。(ここからどうぞ)
電車通勤の人
大阪メトロ御堂筋線の沿線
メトロ御堂筋線の沿線の駅(北花田駅、新金岡駅、なかもず駅)であればどの駅の周辺に住んでも問題ないと思います。
駅としては便利な3つの駅ですが、それぞれで特徴が違います。
駅に大きなショッピングモールがあるところがいい人 → 北花田駅
北花田駅にはイオンモールがあります。
イオンモールには大きな無印良品があり、生鮮食料品も扱っているので店内を歩き回るだけでも楽しくなれる存在です。
北花田駅の詳細はこちらからもどうぞ
駅にショッピングモールがある方がいいけど、ほどほどの大きさでいい人 → 新金岡駅
新金岡駅には「そよら新金岡」「フレスポしんかな」があります。
そよら新金岡は、1階がイオンスタイル、2階にダイソーやスタバ、マクドナルド等が入っています。
入口を入るとすぐにイオンスタイルのスーパーなので、さささっと買い物を済ませることができます。
また、フレスポしんかなは、そよら新金岡よりも大きいモールです。
1階に関西スーパー、ドラッグストア(キリン堂)等の生活に必需のお店があり、2階~4階は、しまむら、100均(セリア)、各種クリニック、カラオケなどが入っています。
こちらも、さっと買い物や用事を済ませられる規模なので、日常使いにはぴったりです。
新金岡駅の詳細はこちらからもどうぞ
駅直結のモールは無くていいので、他の便利さを重視したい人 → なかもず駅(=南海高野線 中百舌鳥駅)
メトロなかもず駅は、南海高野線・泉北高速鉄道にも乗り換えられる駅ですが、駅直結のショッピングモールはありません。
駅前やその周辺には、買い物や食事をするところ、またクリニックが揃っています。
鉄道が3路線も使え、メトロなら始発駅で座れる可能性があるので、交通面ではとても良い駅です。
中百舌鳥エリアは、堺市内では単身者にもファミリーにも人気のエリアです。
中百舌鳥駅の詳細はこちらからもどうぞ
JR阪和線の沿線
JR阪和線では、快速が使える堺市駅、三国ヶ丘駅がおすすめです。
天王寺にも大阪駅にも乗り換えなしで行くことができます。
快速が使える駅では鳳駅もありますが、もしも大阪府以外の出身者であれば、鳳に住むのは堺に慣れてからの方が良いかもしれません。(商店街があったりとても気さくな街ですが、地元カラーがやや強めなので)
堺市駅
堺市駅は、駅直結のベルマージュ堺に寄れば、スーパー、100均、ホームセンターもあるので日常生活には支障ないでしょう。さらに、図書館やスポーツクラブ、ブックカフェなどもあるので、休日も近場で過ごせます。
駅の西側・東側で雰囲気が異なるので、どちらが合うか考えておく方が良いでしょう。
JRは、他の線の影響を受けてダイヤが乱れやすいので、万が一、JRが使えない場合に備えて、南海高野線か大阪メトロの駅を使うことを想定しておくと安心です。
堺市駅の詳細はこちらからもどうぞ
三国ヶ丘駅(南海高野線 三国ヶ丘駅)
三国ヶ丘駅周辺は、堺で特に人気があるエリアのひとつです。
電車を使う場合、三国ヶ丘駅はJR阪和線と南海高野線が使えるので、ダイヤが乱れた場合でも臨機応変に電車を選ぶことができます。
駅に直結の商業施設は規模が小さく、成城石井、ドラッグストア、飲食店、パン屋さん、クリーニング屋さんがありますが、スーパーが無いので人によっては不便に感じるかもしれません。
駅から徒歩5分程くらいの範囲であれば、スーパー、家電量販店、ホームセンターがあるので、少し広めの範囲で行動を組み立てる必要があります。
三国ヶ丘駅の詳細はこちらからもどうぞ
南海本線、南海高野線の沿線
堺駅・堺東駅
南海沿線では、南海本線堺駅・南海高野線堺東駅のエリアがおすすめです。
それぞれ、駅にショッピングモールやデパートが直結しています。
また、駅周辺にもお店が多いので、いきつけのお店を作ったり、商店街でお店めぐりをしたり、自由な一人暮らしならではの楽しみ方ができるでしょう。
堺駅の詳細はこちらからもどうぞ
堺東駅の詳細はこちらからもどうぞ
三国ヶ丘駅、中百舌鳥駅
他に、南海高野線三国ヶ丘駅、南海高野線中百舌鳥駅も良いと思います。
三国ヶ丘、中百舌鳥は、堺市内で特に人気のエリアです。
三国ヶ丘駅については、このページのJR阪和線三国ヶ丘駅を、中百舌鳥駅についてはメトロなかもず駅をご参照ください。
中百舌鳥駅の詳細はこちらからもどうぞ
三国ヶ丘駅の詳細はこちらからもどうぞ
車通勤の人
車通勤の方は、勤務先の場所によって住む場所は様々なので、どの道路を使うかが重要だと思うので、細かなおすすめエリアは挙げません。
大阪市内では駐車場を借りての一人暮らしは高額になりますが、堺市内であれば、かなり手頃価格になります。
マンションやアパートに駐車場が無くても、周辺で駐車場を用意できるケースも多いです。
自転車通勤の人
自転車通勤の方は、勤務先の場所によって住む場所は様々なので、注意事項2つだけをお伝えします。
坂道にご注意
堺市は基本的には平坦なところですが、全体的に海側から内陸に向かってゆるやかな上り坂になります。
「海側から内陸に向かってゆるやかに上る」のですが、府道30号線(通称:13号線※)からJR阪和線の間はぐぐっと上ります。
※府道30号線(府道大阪和泉泉南線)は、「13号線」と呼ばれることがあります。
もともとは、戦前に「13間道路(13けんどうろ)」と呼ばれていたのが変化して「13号線」となったようです。「13間(13けん)」とは道路の幅のことで、約23.4m。昔はこれほど広い道路は珍しかったので、「13間道路(13けんどうろ)」と呼ばれるようになり、いつしか「13号線」に変化してしまった、ということだそうです。
堺に住んで「13号線」と言うと、府道30号線のことなので気を付けましょう。
上り坂に話を戻しますと、平坦な中にも、ところどころ丘陵地があり、急な上り坂があります。
住所で言うと、西区上野芝町、西区上野芝向ヶ丘町、西区家原寺町です。
この3ヵ所は隣り合うような場所なのですが、それぞれが丘陵地になっているだけでなく、間を川が流れているため、丘陵地を越えて川に向かって下り、川を越えると次の丘陵地に向かって上る・・・という感じです。
さらに、南区の泉北ニュータウン(住所が「南区○○台」のところ)は、丘陵地を開発した街なので、ひな壇のようになっていたりと坂道だらけです。(歩行者道は「平坦な道+階段」になっているところも多いです)
堺市内には、地図だけでは分かりにくいアップダウンがありますので、自転車通勤の方は、事前にルートを確認されると安心かと思います。
潮風にご注意
風向きにもよりますが、堺区では時々、潮の香りを感じることがあります。
潮風には当然、塩分が含まれます。
駐輪場は屋根しかない場合もありますので、錆びを防ぐためにも、潮風の吹かないところの方が良いでしょう。
経験的に、潮風の香りを感じるのは、阪堺線(チンチン電車)あたりまでかと思います。
大事な自転車をお持ちの方が住まいを探すときは、阪堺線よりも内陸側を選ばれた方が安心ではないでしょうか。