公営住宅(市営住宅・府営住宅)の網戸について、「思わぬ落とし穴?【公営住宅での注意6つ】」では、このようなことを書きました。
公営住宅は、網戸がない(網戸用のレールもない)というところが多いようですね。
(中略)
網戸のレールを新しく作って網戸を取り付けるのか、それとも他の方法があるのか。
プロの工事業者を呼ぶと高くなりますが、コンクリートとアルミサッシなのでド素人のDYIでは難しそう、ということで、どういう方法があるのか、その対処方法と、私の知人のAさんが実際にやった方法をまとめました。
部屋の換気のためには窓を開ける必要がありますが、虫が部屋に入るのを防ぐには、網戸は必需品です。
網戸を設置してくれる工事店はたくさんあり、くらしのマーケットやミツモアを使えば、工事業者を比較的かんたんに調べることができますね。
ところが、網戸をレールも含めて取り付けるとなると、数万円は掛かります。
そこで、ここでは一般的な網戸とは少し違うけれども、網戸としての機能としては十分、というやり方を対処法としてご紹介します。
知人Aさんの実例をもとに、実際のAさんの住宅の写真を使って書いていますので、Aさんの簡単な紹介を読む方は下のリンクのページの後半をご覧ください。
費用節約のために工事会社に頼まずに網戸を付けたい
当時(といっても今年2024年です)、急な離婚で引越しをすることになったAさんは、できるだけ出費を抑えて工夫で乗り切りたい、でも本格的なDIYはできない、という状況でした。
Aさんの住宅は、網戸も網戸用のレールもありませんが、
「ベランダに網戸を設置して換気したい、風を取り込みたい」
というところは譲れません。
そこで、状況を整理し、それを解決してくれるひとつの商品を見つけました。
- 設置するのはベランダへの掃き出し窓
- 風を取り入れて換気はしたいが、窓を全開にしなくてOK
(網戸の幅は、窓1枚分よりも狭くて大丈夫) - ベランダの出入りが多少は不便になってもいい
(ベランダで換気できることを優先したい)
状況整理の結果、設置したのはこういう網戸です。
(実際のAさんのベランダの写真です。★で景色の映り込みを隠しています)
わかりますでしょうか?
ベランダの窓ガラス用のレールに、幅34㎝の網戸を取り付けているのです。
【もし、工事会社に依頼して数万円掛けて網戸とレールを設置しても、網戸として使うのはたった30㎝くらい。それならいっそ、幅の狭い網戸をガラス窓用のレールに付けよう】
ということで見つけた商品です。
網戸用レールが無くてもOKな網戸を購入
実際に取り付けた商品は、「OKスライド網戸」です。
商品サイズはL・M・S、幅は34センチです。
Aさんの窓の高さは約182㎝です。
この網戸は、高さが大きく調整できるので、細かい寸法は気にせず、サイズに合うLサイズ(127~210㎝)を購入して取り付けました。
このOKスライド網戸のおかげで、取り付け工事に数万円かけるのではなく、わずか1万円ちょっとで網戸を付けて、涼しい風を家の中に入れることができるようになりました。
すごく快適になったそうですが、取り付け作業は30分くらいで終わったそうです。
箱が大きかったため開封に思ったより時間が掛かったくらいで、取り付けの説明書も分かりやすくて、簡単だったとのこと。
必要な道具は、ハサミと、ネジをより締めるための10円玉だけだったそうです。
取付けた網戸「OKスライド網戸」のご紹介▼
Lサイズ(高さ127〜210センチで調節可、幅34センチ)
Мサイズ(高さ88〜141センチで調節可、幅34センチ)
Sサイズ(高さ63〜96センチで調節可、幅34センチ)