堺と7つの区

堺市堺区の住みやすさ・住み心地【2024年】

【写真:堺港(堺区)の風景】

堺市堺区ってこんなところ

堺区は、堺市で最も都会なイメージの区です。

堺区の中心は、南海高野線堺東駅~南海本線堺駅の周辺エリア。
どちらも駅前に商業ビルがあり、
堺東駅に直結しているビルには、髙島屋堺店、ユニクロ、ABCマート、マクドナルド等が、
堺駅に直結しているビルには、無印良品、スタバ、エディオン、ニトリ(デコホーム)等が入っています。
堺東駅・堺駅の駅前以外の堺区では、商店街もありますし、南海本線七道駅前のイオン堺鉄炮町の他、スーパーとホームセンターといった便利なお店の複合施設が色んなところにあります。

堺区は、堺市の中心部でもあるので、堺市役所 本庁舎、堺区役所、保健センター、合同庁舎などの役所機能が揃っています。
合同庁舎には、税務署、法務局、ハローワーク、検察庁、労働基準監督署などが入っており、いざという時は便利
です。

また、世界遺産の百舌鳥古市古墳群、室町時代から栄えた「自治都市 堺」のエリアや、伝統工芸品の堺打刃物の工房が集まるエリアなどがあり、堺の歴史の中心部であるとも言えます。

初めて堺に住む方は、堺区(または北区)を選ぶ人が多いです。
とくに堺駅・堺東駅エリア、三国ヶ丘エリアは、転勤族の方や、堺市よりさらに南部出身で便利さを求めて堺に来た方が多いようです。
あとは、堺市内の西区・南区・中区・美原区出身の人が、「実家にも近いところ、かつ、便利なところ」という理由で堺区を選ぶ人はとても多いです。

不便が少なく暮らせるまち

堺区は、交通・買物・医療などが揃っていて、近距離の中で便利に暮らせるところが多いです。

また、区内のほとんどが平坦地なので、自転車があれば大概の用事をこなせます。
車を持たずに(カーシェアも充実しています)、暮らす家族もいらっしゃいます。
子どもも、小学生くらいになると、保護者の送り迎えに頼らず、自転車で移動している子も見かけます。

分譲マンション、戸建住宅も多くありますが、賃貸物件も多くあります。
ファミリーでも単身でもルームシェアでも、色んな人がそれなりに便利に暮らせるまちだと思います。

以前は私も堺区に住んでいました。
仕事帰りの買い物や習い事も便利でしたし、休日には映画館(ムービックス堺)に行ったり、市の施設(図書館や博物館等、公園など)でお金はほとんど掛からないのに楽しく過ごしたりしていました。
堺区は、銀行、病院・クリニックも多く、不便だと思う感じることや足りないものは、さほど感じない暮らしができると思います。

なお、堺区のうち、堺・堺東エリア、三国ヶ丘エリアについては「堺市の便利なエリア」「子育てにおすすめのエリア」というテーマでも詳しく書いています。
「子育てにおすすめのエリア」では、他の堺区内の一部エリアをご紹介しています。

堺区内については、「社会人の一人暮らしにおすすめのエリア」にも記事を書いていますので、よろしければご覧ください。

堺市堺区の治安

堺区は、商業施設があったり夜遅くまで営業している飲み屋街があったりする一方で、一般の住宅が多く建ち並ぶ閑静な地域もあります。

堺区の治安は、どの駅に近いのか、どんな建物が多い地域なのかにより異なっています。

場所によって異なる治安をイメージできるよう、「堺市 治安マップ」をつくりました。

堺市 治安マップ」も一度ご覧ください。

また、駅ごとのエリアについて、治安などの情報をまとめているページもあります。
堺市内にある駅ごとにページを用意しましたのでご活用ください。
(ただし、「チンチン電車/阪堺線」の駅は除きます)

駅別のご紹介ページはこちらからどうぞ。
もしくは、このページ下部の「堺市堺区 駅別のご紹介」にある駅ごとのリンクからどうぞ。

広くて見通しの良い道路のエリアが多い

日本では、古いまちは道路が狭いことが多いです。
ですが、堺区は、とても古い時代につくられた街なのにも関わらず、広い道路が碁盤の目に整備されているエリアがあります。
南海本線 堺駅~南海高野線 堺東駅周辺の「旧・堺」のエリアで、
細かく言うと、阪堺線(チンチン電車)の高須神社駅~御陵前駅の沿線両側のエリアです。

堺は、室町時代後半から江戸時代初期にかけて貿易都市・自治都市として栄えました。
大坂夏の陣(1615年)での大火災の後、徳川家康によって、大道筋(阪堺線:チンチン電車の通り)に面した形に町割りが行われ、現在に続く町の枠組みが整いました。

そのような時代から続くまちなので、道路も狭いかと思いきや、第二次世界大戦で焼け野原になった後の区画整理できれいに整備されたため、広くて見通しの良い道路のエリアが多くなりました。

広い幅のまっすぐな道で、碁盤の目のように整えられたエリアでは、徒歩・自転車・車のすれ違いもスムーズです。
また、町割りも、チンチン電車の東西で、「●●町東○丁」「●●町西○丁」と割り振られてるので、初めての方にも分かりやすい町割りになっています。

堺区で行ってほしい公園【2つ】

堺区には、大きな公園がふたつあります。

スポーツの大浜公園と、教育文化の大仙公園です。

大浜公園

大浜公園は、スポーツ施設が充実した公園で、野球場、屋外プール、体育館、武道館、テニスコートを備えています。

2021年4月にリニューアルした大浜体育館・大浜武道館は、最大約3,000席のアリーナや、柔道・剣道の試合が行われる武道館もありますが、
ジムやスタジオで開催されているスクールでは、子どもから高齢者までスポーツや健康づくりを楽しんでいます。
2022年2月にはボーネルンドのプレイヴィルアネックスがオープンし、ますますパワーアップしているようです。

大仙公園

大仙公園は、世界遺産の百舌鳥古市古墳群の「仁徳天皇陵古墳」と「履中天皇陵古墳」の間に位置する、公園内にもたくさんの古墳がある公園です。

公園に接するように古墳があるため、実際の公園の広さ以上に広く感じさせます。
図書館、博物館、茶室、都市緑化センター、日本庭園、平和の塔などの文化的・教育的な施設があり、休日はたくさんの市民が訪れています。

私は、たまに大仙公園に行きますが、大きく育った木々の季節とともに変わる表情や、さわやかな芝生広場、履中天皇陵古墳のビュースポットなど、お気に入りの場所がいくつもある公園です。
大浜公園、大仙公園、どちらも子ども向けの遊具コーナーがあるので日常的に遊ぶこともできますし、散歩やランニングにもぴったりです。

堺区の施設

堺区内は、堺市の中心エリアということもあって、公共施設も充実しています。

フェニーチェ堺は、2019年に大阪市以南最大のホールとしてオープンして以降、オーケストラのコンサート等、本格的なものから小規模なものまで多数開催されています。

他にも、教養文化活動や健康増進の場「サンスクエア堺」、プールも備えたスポーツセンターもある「健康福祉プラザ」、学習・体育・レクレーション活動の場「青少年センター」など、たくさんの市民が利用しています。

また、「さかい利晶の杜」という千利休と与謝野晶子を通じて茶の湯や短歌等の文化、歴史を体験する施設があります。
基本は有料ですが、巨大な古地図がある無料エリアも楽しめます。

民間の施設では、「シマノ自転車博物館」が堺東にあるのですが、展示以外に、クラシック自転車に乗る体験ができたり、ロードバイクを教えてもらえたり、また、館外イベントとしてマウンテンバイクのツーリング、健康サイクリングが開催されたりと、自転車を楽しむ企画がたくさんあります。

堺市堺区 駅別のご紹介

堺区の方が日常的に使っている駅についての住みやすさ・住み心地・治安など、「駅別のエリアご紹介」はこちらからご覧いただけます。

※「堺区内にある駅」ではなく、堺区内からの最寄り駅に該当する駅です。
 そのため、区外の駅も含まれます。

JR阪和線

南海本線

南海高野線