コラム

風呂スペースはあるのにバスタブ・洗い場がない!をらくらく解決【公営(市営・府営)住宅、団地】

公営住宅(大阪府営住宅、堺市営住宅)のなかには、
【お風呂を取り付けるためのスペースがあるのに、バスタブも洗い場もない、からっぽの状態】
という住宅があります。

「思わぬ落とし穴?【公営住宅での注意6つ】」では、このようなことを書きました。

公営住宅の募集一覧を見ていると、「浴槽なし」という住戸があります。
これは、お風呂を設置できるスペースはあるけどバスタブも洗い場も無い、という住戸です。

私は、古い木造アパートではお風呂の無いところもある、という知識はありましたが、正直なところ、公営住宅にお風呂がない住戸が存在するいう発想はありませんでした。

(中略)

公営住宅には、1960年代、1970年代に建てられたものもあります。
お風呂があるのが当然という時代ではなかったため、お風呂のスペースだけは設け、入居者が設置したければ設置できるようにしている、ということのようです。


お風呂のない住戸に申込して大丈夫?と思うとき、その解決方法をご紹介します。

「業者を調べて見積もりを申し込んで、現場を見せて見積もりをもらい、比較・検討して、工事発注をして、、」とやることが多そうに感じますが、

公営住宅専用のプランに乗っかれば、パターン化しているのでらくらくでお風呂を取り付けることができます。

※公営住宅については、いくつか記事を書いています。
 そのリンクは一番下の「公営住宅 関連記事」にまとめています。

お風呂を付ける方法➀ 自費で工事する

自費で工事会社を手配して取り付けるという方法は、おそらく真っ先に思い浮かぶ方法でしょう。

工事会社は、公営住宅のお風呂の工事に慣れている会社に頼むのがよいかと思います。

堺市内ですと、たとえば、このような会社があります。
1970年創業の歴史ある会社で、「公営住宅専門」をキャッチフレーズにされています。
ちなみに、大阪府下の市町村を営業範囲にされてますので、堺市外の工事もOKです。

https://nagai.sencomi.com

自費でお風呂を設置したときのメリットとデメリット

自費でお風呂を設置するときのメリットは、

  • 長期間、その住宅に住むなら、結果的に金銭的には安くなる

という点です。

一方、デメリットは、つぎの点です。

  • 風呂釜も浴槽も自分のものになるので、万が一、故障したときは自費で修理しないといけない
  • 公営住宅を転出する際には、現状回復(元の状態に戻す)する決まりなので、お風呂を取り外す工事をしないといけない

お風呂を付ける方法② リースで数千円を月々払いする

お風呂の設置工事には安くても十数万円、ものによっては(サイズ、デザイン、機能)によっては数十万円かかるので、引越しで物入りの時には金銭的に厳しいと感じるかもしれません。
また、数年しか住む予定がない、という家庭もあると思います。
何より、公営住宅を転出する際には、現状回復(元の状態に戻す)する決まりなので、お風呂を取り外す工事をしないといけないのは、金銭的にも手間もかかるので避けたいという人もいるでしょう。

そんな時、ふたつめの方法「リースで付けて月々払いをする」というものがあります。
「おふろリース制度」を使うことができます。

おふろリース制度とは?

大阪ガスが指定した住宅であれば、大阪ガスの「おふろリース制度」というサービスを利用できます。
これは、お風呂が無い住戸に、「リース制度」でお風呂を設置することができるものです。

おふろリースのメリットとデメリット

「おふろリース」制度には、こんなメリットがあります。

  • 購入資金が不要
    設置をするときの風呂釜、浴槽などの購入資金が不要で、契約時は保証金10,000円と初回リース費用のみ
  • 月払いシステムが可能
    月々の支払いは、税込3,875円~税込4,590円
    ※2024年4月の価格です
  • 故障時は修理費不要
    ※10年の契約期間で、故障時には大阪ガスのアフターサービスが追加料金なしに受けられます
  • 転居時もラクラク
    お風呂を自己所有している人が転居する時には、自分で風呂釜や浴槽を撤去しないといけませんが、撤去工事の面倒がありません

自費で設置した場合と比べたとき、「おふろリース」制度のデメリットは金銭面です。

  • 長期間使うと、自費で工事したときの総額よりも高くなってしまう

この金銭面のデメリットはありますが、リースであれば、故障時の修理費用や、転居時の撤去工事の費用を含んでいますので、どちらが良いかはもう個人の価値観の範囲だと思います。

おふろリース制度の詳細、設置の流れ

ここからは、知人Aさんの実体験を書いていきます。
Aさんの簡単な紹介は、こちらのページの最後の方で紹介しています。
思わぬ落とし穴?【公営住宅での注意6つ】

「おふろリース制度」については、分かりやすい案内ページを探したのですが、残念ながら見つからなかったので、知人Aさんが持っているチラシをPDFでアップします。
 ※手書きのメモの文字が残っていますが無視してください
 ※このチラシは参考程度とし、必要に応じて大阪ガスにお問合せください

こちらからダウンロードできます。ぜひご参考になさってください。

入居にあたり、知人Aさんは、おふろリース制度を利用してお風呂を設置しました。

その時の流れはこんな感じです。

  1. 公営住宅に当選した後、大阪ガスの窓口に電話して、現場確認を申込した。
    (現場確認は入室が必要なので、鍵をもらった後の日を予定)
    ※知人Aさんはバタバタしてて記憶がないようなのですが、上でご紹介したチラシは、「住宅に当選したときに管理センターからもらったように思う」とのこと。
  2. 現場確認の日に、どの風呂を設置するかと設置日を決めた。
    どの風呂にするかは、サイズと仕様から2択になったので、ほぼ即決でした。
  3. 設置工事までにガスが使えるようにしないといけないので、大阪ガスに申込み。
  4. 設置工事の当日、1~2時間くらいで設置完了。
    試運転もしてもらい、問題なく使えることを確認。
    使い方もおしえてくれたので、取説は読まなくてすんだとのこと。

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